Atsushiの起業家読書記録

起業家についての本の感想書きます。

リブセンス<生きる意味> (8)

今週は、第7章「人を幸せにするのは自分のため」と終わりにを読みました。

無事読み切ることが出来ました。

 

第7章は、リブセンスの経営理念である「幸せから生まれる幸せ」について掘り下げていました。この経営理念は、「人は幸せになるために生きている。自分にとっての幸せは、相手に喜んでもらうこと、人を幸せにすることで生まれてくるものなのだ」という村上さんの思いから生まれました。これは、人によっては偽善に思うでしょう。しかし、村上さんは「自分のためにやったこであるからから、他人の評価は気にならない」と気にしませんでした。

また、この理念は、「ほかの人を幸せにするために働くと、人間は自分の力以上に頑張れる」というもう一つの側面もあるようです。お金のためにやっているわけではないという村上さんの思いを感じました。


この本では「村上さんは普通である。」ということが何度も書かれていました。たしかにほかの起業家と違って、何かすごい個性がある訳ではありませんでした。しかし、私からみたら、行動力がすごく、さまざまなチャレンジをしており、とても「普通」であるようには見えませんでした。この行動力が、村上さんを精神的に豊かにし、さまざまなチャレンジをしたことで自分が普通であると思えたのでしょう。そして、この謙虚さがあるからこそまだまだ成長できると思い、歩みを止めないのでしょう。このような姿勢を、私はこの本を通して学ぶことが出来ました。正直、今回学んだことが今すぐに活かせるようにになるとは思いませんが、今後の糧にしていきたいと思います。

 

リブセンス〈生きる意味〉

リブセンス〈生きる意味〉

 

 

 

リブセンス<生きる意味> (7)

今週は第6章「最年少上場社長はどう育ったか」を読んでいきました。

 

村上さんは今までどのように育っていったのでしょうか。何か特別な英才教育を受けてきたのかと思いきや、ごく普通の家庭でごく普通に育てられたそうです。

 

村上さんの両親は、村上さんに何かを押し付けることはせず、自分で考え、自分で選択することを支援していました。また、父親は村上さんが子供のころに大人の世界に連れていきコミニュケーション能力を磨かせ、母親は村上さんの興味を引くようなTV番組を教えたり、料理で段取りの大切さを教えることでビジネスセンスを身につけさせました。これらのことが村上さんの起業家人生において活かされていることは言うまでも無いと思います。

 

また、村上さんは「個性」と「常識」のバランスを意識することも植え付けられていました。もちろん「個性」は大事ですが、「常識」がないとそれはただの非常識なことになってしまいます。最近は「非常識」なひとが増えているように思います。そんな中で、村上さんはこのバランスを間違えないように正しく育てられていたのだとこの章を読んで思いました。

 

リブセンス〈生きる意味〉

リブセンス〈生きる意味〉

 

 



 

リブセンス<生きる意味> (6)

今週は、第5章「上場は当然の通過点」を読んでいきました。

 

自分たちよりも年上の社員を採用したり、大きなオフィスに引っ越したりとさらなる成長に弾みをつけていくリブセンスは、上場に向けて動きだします。村上さんは、大きな会社を目指すなら上場は当然のことと考えていたそうだ。

 

そんな中、競合がなんと100社が現れたそうだ。学生起業だから、簡単に抜けるだろうと思いがあったのだと思います。しかしながら、それでもあわてず「私が店長でも、アルバイトを探している学生でも、絶対にこのサイトを使うと思えるサービスを作りたい」という思いのもと、無事求人数1位を達成しました。

 

また、正社員採用サイトや不動産賃貸情報サイトなどの様々な新しい事業を立ち上げたりしました。このサイトのアイデアは、「ジョブセンス」と同じように自分の感じた不便さから生まれたり、既存のモデルの組み合わせから生まれたそうです。

こののようにアイデアが生まれるのは、些細なことでも面白がることが必要だそうです。このようなことができるようになるために、今後知識をつけ様々なことに目を向けられるようになりたいと思いました。

 

 

リブセンス〈生きる意味〉

リブセンス〈生きる意味〉

 

 

 

リブセンス<生きる意味> (5)

今週は第4章「器用じゃないから乗り越えられた」を読んでいきました。

 

主にこの章は、経営が軌道に乗っていく過程が書かれています。

 

前回の章の最後に半年間経営が厳しかったと書いてあったのですが、それをどう乗り切ったかというと3つの点があります。

1つ目は自前のSEOをつくりコツコツ頑張ったこと、2つ目は成功報酬の仕組みを企業がアルバイトを採用した時点で手数料をもらうという仕組みに変更したことがあります。そして、3つ目は採用が決まった採用者に「祝い金」を支払うことにしたことです。

これらは、「幸せから生まれる幸せ」という経営理念の元、顧客をより喜ばせたいという気持ちから生まれたものだそうです。なかなか他人のことを思い、ここまでのアイデアは思いつかないのではないのかと私は思いました。

 

この後もすぐには成果は現れず、村上さんは精神的に追い詰められ、一時は事業の売却を検討する程でしたが、なんとか乗り越え、第2期には初年度の約20倍の売上高を達成しました。

 

それでも、村上さんをはじめ社員一同、自分たちはまだまだと思い、さらに良いサイトを作ろうとしています。謙虚に、そしてさらなる高みを目指す向上心は見習わなければならないと思ったの同時に、こういう人が成功していくのだと感じました。

 

 

リブセンス〈生きる意味〉

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リブセンス<生きる意味> (4)

今週は第3章「ベンチャーキャピタルはすべて断る」を読んでいきました。

 

主にこの章の内容は、実際に起業しサイトをオープンするまでの過程が書かれています。

 

村上さんは、大学1年生の時に「ベンチャー起業家養成基礎講座」を受講し、さらにその講座で行われたコンテストで優勝して学校内のオフィスを1年間無償で貸与してもらえる権利を手に入れていました。また、優勝するために講座を最前列で聞いたり、ライバルの戦略を探ったりと様々な手を打っており、なんとも村上さんらしいなと感じました。

 

また、実際に起業する際に資本金を村上さんの親から一部出してもらっているのですが、なんと150万円も出してもらっています。正直に村上さんが「貸してくれ」と言ったら、翌日用意してくれたそうです。いくら子供を信頼しているとは言え、大胆な親だなと思いました。ちなみに、ベンチャー起業家養成基礎講座を見つけたのも村上さんの母親であり、村上さんの親は起業を支えた影の立役者的存在であったのではないでしょうか。

 

起業するまでは多少の問題はありながらも順調でしたが、実際にサイトを開く際に躓いてしまいました。アルバイトを希望する人が応募することができないようにやっていたのです。それでは、売り上げが立ちません。また、その後も約半年間厳しい状況に陥るようです。次回第4章はそこに注目して読んでいきます。

 

ちなみに、第3章の題名であるベンチャーキャピタルをすべて断わった理由は、あまり関わらない方がいいという村上さんの直感だそうです。

 

 

リブセンス〈生きる意味〉

リブセンス〈生きる意味〉

 

 



リブセンス<生きる意味> (3)

こんにちは、二週間ぶりの更新となりました。

次回から毎週欠かさず更新したいと思います。

 

今回は、第2章「起業を決意した高校時代」について書いていきます。

 

「趣味は仕事」といい、資産家になった今でもごく普通のマンションに住む村上社長の高校時代はとにかく「自由」であったようです。

それ高校の校風も「自由」であり、家族も特に村上さんに口を出すこともなく「自由」にやらせていたからです。

 

そんな高校生活において、転機になったのは文化祭実行委員として文化祭を成功に導か過程で、信頼関係の築き方を学んだことが1つ。そしてもう一つは、アルバイトを探してる時に感じた「不便さ」です。これが、後のジョブセンス起業の原点に繋がっていきます。

 

この他にも高校時代は、資格を取ったり、プログラマーをスカウトしたりと起業に向けての礎のようなものを築いたようです。

 

第3章では、さらに村上さんの起業を後押した出来事について書かれているようです。また、楽しみに読んでいきたいと思います。

 

 

リブセンス〈生きる意味〉

リブセンス〈生きる意味〉

 

 



 

リブセンス<生きる意味> (2)

「たくさんの人に幸せを届けられるサービスでありたい」

 

こんにちは、今週は第1章「人を幸せにするビジネスモデル」について書いていきます。

 

最年少で上場を果たした村上太一さんが取締役を務める会社「リブセンス」が運営する主力サービスに「ジョブセンス(現マッハバイト:このブログでは、本に合わせジョブセンスに統一する)」というアルバイト情報サイトがある。

この「ジョブセンス」というサイトは、なんと「無料」で、広告を出すことができるのである。そして、その広告を見て応募してきた人を採用したときに、初めて企業はお金を払うという「成功報酬型」というシステムをとっている。

そして、これで終わりでなく、採用された人に最大2万円の「採用祝い金」を与えるのである。

 

この広告を出せば費用がかかるという常識を覆すやり方は、村上さんの「たくさんの人に幸せを届けたい」という思いから生まれたものである。この純粋な思いを持ちつづけ、そのために実行に移せる人が果たしてどれだけいるだろうか?本当に感嘆するしかない。

 

では、こんな村上さんのバックグラウンドをどのようなものだろうか。第2章以降そこに迫っていくそうなので、是非注目して読んでいきたい。

 

リブセンス〈生きる意味〉

リブセンス〈生きる意味〉